今日は関西地方は雨模様ですから甲子園球場は野球は出来ません。
自分は野球が大好きで、阪神の試合がない日も、巨人の試合だったり高校野球だったり大リーグの試合もよく見ます。
近所の小学校などで子どもが野球していると、思わず足を止めて見入ってしまうほどです(^^;
ですから高校野球も当然大好きで、昨日も見ていました。
21日は静岡県の日大三島が出場していましたが、静岡県の高校といえば今年いろいろと問題があったので、自分が普段から思っていることをこの際書いてみたいと思います。
夏の高校野球は純粋に各都道府県大会に勝ち上がった高校が出るので何の問題もありませんが、選抜は、文字通り「選抜」されるので少々やっかいです。
なお、選抜大会に出場出来るのは一応の決まりとして下の3つがあります。
全国を8つに分けた地区代表28校 |
明治神宮大会優勝枠1校 |
21世紀枠3校 |
の32校です。
そして選出方法ですが、明治神宮大会優勝枠1校が先に決まっていますから、次に21世紀枠3校を先に決め、それから各地区代表を選出するそうです。
そして地区代表としては
北海道地区 | 1校 | |
東北地区 | 2校 | |
関東地区 | 4校 | |
東京地区 | 1校 | |
関東か東京地区のどちらか | 1校 | |
東海地区 | 2校 | |
北信越地区 | 2校 | |
近畿地区 | 6校 | |
中国地区 | 2校 | |
四国地区 | 2校 | |
中国か四国地区のどちらか | 1校 | |
九州地区 | 4校 |
の28校です。
今年で言えば、明治神宮大会優勝枠1校は大阪桐蔭高校ですから、最終的に近畿地区は合計7校が選出されています。
そして問題は、各地区代表の選出方法です。
基本的には秋の地区大会の優勝校、準優勝校、準決勝進出校が優位とされます。
高校球児は、だから甲子園に行きたい、選抜高校野球に出場したいという思いで各地区大会を戦います。
そして問題はここからなんですが、今年東海地区で選抜に選出されたのは、地区大会で優勝した日大三島高校と、その日大三島高校に準決勝で5-10で敗れた大垣日大高校でした。
地区大会で準優勝した聖隷クリストファー高校は、当然選抜に選出されると周囲は見ていましたが、残念ながら選出されず、高野連東海地区の鬼嶋一司選抜選考委員長はその理由をこう説明しました。
個人の力量に勝る大垣日大(岐阜2位)か、粘り強さの聖隷クリストファー(静岡2位)かで賛否が分かれたが、投打に勝る大垣日大を推薦校とした。
何じゃこりゃ、という選考理由です。
ちなみに聖隷クリストファー高校は地区大会の決勝で日大三島高校に3-6で負けていますが、同じ日大三島高校に5-10で敗れた大垣日大高校との違いが「個人の力量」で劣っているとは到底思えません。
野球はチームプレーで勝ち進むことを求められているのに、そして準優勝したのに高野連は「個人の力量に勝る」高校を選出した、ということです。
しかし夏の大会と違って春は選抜ですから、必ずしも地区大会で優秀な成績を上げても選ばれる保障がないことは春の大会の特色として仕方ないかもしれません。
自分が言いたいことは、だったらそういう地区大会で優秀な成績を上げながらもなんらかの事情で選ばれなかった学校は、21世紀枠で選んであげたらいいんじゃないのか、ということです。
しかし今の選出方法は、まず21世紀枠を選出してから各地区代表を選出している、ということです。
これは本末転倒なのでは、と思いませんか?
まず21世紀枠を選ぶって何?
まず地区大会を勝ちきれなかった学校から選ぶっておかしくないですか?
基本は、名称も選抜高等学校野球大会ですから、まず勝ち抜ける学校から選出すべきで、、上記に上げた28校を選出し、しかしどうしてもこの学校は地区大会で頑張ったから入れてあげたい、ということが21世紀枠にはみ出ても仕方ない、という方法ではダメですかね?
今の21世紀枠の高校を選出する基準は
都道府県大会において、 128校を上回る都道府県ではベスト32、それ以下の県などではベスト16以上に入っていること |
部員不足、練習場所不足、豪雪地帯、などの困難の中でも頑張っている学校 |
ボランティアなど地域貢献で模範となる学校 |
などですが、地区大会の力量から是非選出したい学校、というのがあってもいい、と思うので、そうならないかな、と願っています。
甲子園を目指す生徒が、それなりの成績を上げたにもかかわらず選出されなかった場合の助け船が21世紀枠として機能してもいいのでは、と強く思います。
そうすることで地区大会で準優勝しながら選出されなかった今年の聖隷クリストファー高校のような事例も救えるのでは、と思っています。
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