阪神新助っ投ウィルカーソンを調査 3Aで今季8勝の制球力が武器の右腕

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阪神がドジャース3AからFAとなった右腕アーロン・ウィルカーソン投手(32)の獲得調査を進めていることが21日、分かった。
メジャー通算1勝ながらマイナーでは144試合で55勝を挙げ、制球力の高さが際立つ先発タイプ。獲得となれば今オフの助っ人補強第1弾になる。

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来季17年ぶりのV奪還に燃える虎が、水面下で外国人右腕の獲得調査を進めていることが判明した。
ウィルカーソンは身長188センチの右のオーバーハンド。メジャーでは通算3年で14試合に登板し、1勝1敗、防御率6・88。
今季はドジャース3Aで23試合に登板し8勝5敗、防御率3・86の成績を残している。直球は常時145キロ前後ながらもカーブ、スライダー、チェンジアップの3球種をコースに投げ分ける。

注目はやはり制球力の高さだ。今季はマイナー23試合の与四球率が1・93で、1試合で2四球もない。
阪神2年目で9勝を挙げたガンケルもメジャー経験はなかったが、マイナー通算172試合の与四球率は1・49だった。ガンケルのように日本でブレークする可能性はある。

阪神の外国人投手はエドワーズの退団が決定的。

来季も先発として期待されるガンケル、2年契約の中継ぎ右腕アルカンタラ、左腕チェンは来季も残留の見込だが、42セーブを挙げたスアレスはメジャー流出の危機となっている。
守護神退団となれば影響は計り知れないが、緊急事態に備えるためにも、迅速かつ積極的に戦力補強に動いた。

◆アーロン・ウィルカーソン 1989年5月24日生まれ、米テキサス州出身。カンバーランド大で54イニング連続無失点を記録。その後、右肘のトミー・ジョン手術を受けた。独立リーグを経て14年にレッドソックスと契約。16年ブルワーズに移籍して17年にメジャーデビュー。188センチ、104キロ。右投げ右打ち。

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