阪神「ポスト矢野」に浮上!ロッテ退団・今岡前ヘッドの気になるこの先1年の動向

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「来季も正念場が続きますよ」

阪神OBがこう言う。

開幕から首位を快走しながら、ヤクルトに優勝をさらわれた阪神の矢野監督(52)。今季で3年契約が満了することを受け、1年契約で続投する。

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「矢野監督が単年での勝負を望んだそうですが、球団も複数年契約に乗り気ではなかった。金本前監督時代、新たに3年契約を結んだ1年目に最下位に転落して解任。残り2年分の年俸を払い続けた。万が一、来季、下位に低迷するようなら、去就問題は必至。同じ轍を踏みたくないだけに、矢野監督の申し出は渡りに船でした」(前出のOB)

そんな矢野監督が指揮を執る来季の苦戦を予想する声は少なくない。今季の最大の功労者である守護神・スアレスとの交渉が難航。阪神は、5億円規模の年俸を用意して、引き留めに目の色を変えているものの、メジャー移籍の可能性もある。過去、絶対的守護神を失い、苦戦したチームは枚挙にいとまがない。

そうなると「ポスト矢野の動き」も活発化する。2000年代以降、阪神の「顔」として貢献した藤川球児(41)、鳥谷敬(40)の「2トップ」はもちろん、ここにきて注目されるのが今季限りでロッテを退団した今岡誠前ヘッドコーチ(47)だという。

16年から阪神の二軍コーチを務めていた今岡氏は、井口監督の要望で17年オフにロッテへ移籍。3年間、二軍監督を務め、今季から一軍ヘッドに配置転換されていた。メディア関係者によると、「今回のロッテ退団は一部首脳陣とソリが合わなかったことが理由。指導者としての能力を評価されていなかったわけではない」というのだが、フリーになったことで将来的な阪神復帰の目があるのかどうか。

「何しろ、今の阪神にはめぼしい監督候補がいません。指導者経験のない藤川、鳥谷と違い、今岡には計6年間の蓄積があるし、外部の血の注入もできる。ロッテ移籍時に自らの意思で阪神を出て行った経緯があるものの、来年限りで矢野監督が退任することになれば、『今岡監督』の選択肢も出てくるでしょう」とは、前出のOBだ。
(C)日刊ゲンダイ

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