デイリースポーツ 来季の飛躍を誓う伊藤将
阪神・伊藤将司投手(25)が17日、来季は長いイニングを消化できる「イニングイーター」となることを誓った。今季は新人ながら開幕からローテを守り、10勝(7敗)、防御率2・44。堂々の成績を残した一方で、規定投球回まで2回2/3とわずかに届かなかった。
「勝利数(2桁勝利)を達成できたのは良かったとは思います。イニングでは来年、しっかり食えるようなピッチャーになりたい」
長いイニングを投げるため「立ち上がりが重要」と左腕。「初回とかに大量失点とかあったので、そこを減らしていけば」と今季の反省も踏まえて語った。さらに、中5日でも投げられる体力をつけるため「ウエートを重視してやっていきたいと思います。下半身を強化したい」と、この秋のテーマを掲げる。
ブルペンでは変化球の精度向上を目指す。特にカーブは「あまり使えてなかったので、しっかり修正して。いつでもカウントを取ったり、三振を奪えるところに投げられるように」と課題に挙げた。
来季は及川の先発挑戦、新人左腕の入団など左腕のローテ争いも激化が予想される。「負けたくはない。もう来年は始まっているので、しっかり自分のために体を作っていきたい」。鍛錬の秋で「イニングイーター」となり、来季もローテの座を守り抜く。
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