阪神の秋季練習は22日、雨のため、投手、野手ともに甲子園室内で行われ、新任の藤井康雄1、2軍巡回打撃コーチ(59)が、2年目の飛躍に向け、佐藤輝に密着指導を展開した。
持って生まれた体の重心により、体の使い方を分類する「4スタンス理論」を実践する藤井コーチは、室内で腕を振って歩く姿勢から、体をひねってスイングする動きなど、タイミングを取るところからスイングに入るまでの動作を約30分確認し、佐藤輝の特長をチェックした。
その上でティー打撃でアドバイスを送りながら、全部で約1時間の密着指導を展開。矢野監督、新井コーチも見守った。
現役通算282本塁打の実績と、指導者としてオリックスのT―岡田、ソフトバンク・柳田を育てた手腕で知られる藤井コーチは「佐藤はすごい選手。柳田タイプだし、飛距離も大谷翔平クラス。その力を来年、年間通して出せるようにしていきたい。こうしたらいいというのも持っている。能力はあるんだから、それを戻してあげるだけ」と就任会見で語っており、その指導に注目が集まる。
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