阪神・小林　来季こそフル回転　６月捻挫で狂った歯車「悔しいの一言」

「阪神秋季練習」（１８日、鳴尾浜球場）

阪神・小林慶祐投手（２９）が１８日、来季のフル回転へ「直球の質」を取り戻すことをテーマに掲げた。移籍２年目の今季は登板２２試合で０勝１敗４ホールドの防御率２・２５ながら、「悔しいの一言」と唇をかんだ。

前半戦は“勝ちパターン”の座をつかみつつあったが、６月５日・ソフトバンク戦（甲子園）でゴロを処理した際に左足首を負傷。これで感覚が狂った。「左足の捻挫が初めてだったので、そんなに影響出ないかなと思ってたんですけど、試合で投げてみたらすごく感覚が違って」。結局、後半戦は４試合の登板にとどまった。

巻き返しへ、秋季練習では直球の質の見直しを図る。「（春季）キャンプの時、調子が良かったので、そこにどれだけ近づけるか。前の映像を見たり、前の感覚を参考にしたり、受けてる人の感覚を聞いたり」と好調時に戻す作業を続けている。

この日は矢野監督が見守る中、ブルペン入り。「１年間、１軍で戦い抜きたいですし、チームの優勝に貢献できたらと思います」。来季こそ、フル稼働でシーズンを戦い抜く。