阪神・糸井嘉男衝撃発言!?「ビールかけできたら辞めます(笑)」来季V奪回へ BIGBOSSとの再会も熱望

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 阪神・糸井嘉男外野手(40)が5日、糸原健斗内野手(29)とともに阪急交通社による「阪神タイガースオンライントークショー2021」に出演。移籍6年目となる来季への誓いとして、V奪回でのビールかけを掲げた。

日本ハム・新庄剛志監督(49)との再会も熱望。日本シリーズで対決となれば、もう辞めても悔いはない!?

 勝つことに飢えている。超人節の中にも、本気度が伝わってきた。優勝のためなら、オレはボロボロになっても構わない――。糸井は不退転の覚悟で移籍6年目の来季に臨む。

 「何よりビールかけをしたいですね。もう一回。それだけですね。もう。そしたら辞めます(笑い)」

 もう一度、大好きな仲間とともに勝利の美酒に酔いしれたい。日本ハム時代の09年と12年には、主力としてリーグ優勝に貢献。今季はヤクルトとの壮絶なV争いに敗れた。悔しい思いを秘めたまま、日本シリーズ第6戦ではゲスト解説。遠ざかる頂上決戦への思いを、さらに強くした。

 「解説で行かせてもらいましたけど、すごく刺激をもらった。野球選手はやっぱりここを目指しているんだなと思いました」

 延長12回の大熱戦に、魂を揺さぶられた。もう一度、この大舞台に立ってみせる。野球人としてあるべき姿を再確認した、貴重な一日となった。

 今季は77試合の出場で打率・208、3本塁打、18打点。佐藤輝ら若手の台頭もあり、スタメンはわずか15試合。代打起用が出場機会の大半を占めた。「自分の中で(立場を)理解して、力を発揮できるように努力はしましたけど、難しかった」。偽らざる本音を漏らしたが、心も体もまだまだ元気だ。

 「楽しみですし、ワクワクします」

 モチベーションを駆り立てる材料はまだある。自身が日本ハムに入団した04年から3年間、同僚だった新庄が日本ハム監督に就任。再会を熱望した。

 今春キャンプでテレビ番組の対談を行った際には「(今季で)引退するぐらいの気持ちでやれ」と金言を授かっており、この日の衝撃発言と無関係ではないだろう。究極は日本シリーズでの対戦。「1軍におれるように頑張らなあかんな」。そのためにも、まだまだ第一線に立ち続けなければならない。

 「(自主トレは)ボチボチ(やる)。じじいやから。自由にやらして」。言葉とは裏腹に、誰よりも熱い思いで22年に向かう。(長谷川 凡記)

 《“弟分”糸原と共闘》糸井は“弟分”の糸原との共闘にイメージを膨らませた。ビールかけが実現すれば「かけたい、真っ先に」と、最初のターゲットに指名。自身のSNSにも頻繁に糸原を登場させており「宣伝させてんねん」とニヤリと笑った。一方で、後輩としては「かわいいし、生意気だし、気遣いも結構できるタイプなので、僕も助かっている部分もあります」と頼りにしていた。

 《その糸原は、3割宣言!》糸井から“糸原が3割をキープしていたら絶対に勝てた”と言われたこともあり、糸原は来季に自身初の打率3割到達を宣言した。「数字はあまりいいたくないが、本当に悔しい思いをした。来年はその悔しさをぶつける」。6月12日まで3割を維持したが、夏場を迎えて急降下。チームも7、8月を負け越した。糸井とは11歳差だが「若手とのつなぎ役」として“タメ口”をきく間柄。大先輩が日本シリーズの解説をしたことを受け「(来年は)連れていかないようにします」と来季はともにユニホームを着て日本一を目指す舞台に立つ。

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