阪神・矢野監督が指令 西純、及川、同世代に勝て!先発争い激化へ求む若虎台頭

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阪神の矢野燿大監督(52)が26日、若手の台頭に大きな期待を寄せた。熱戦が続く日本シリーズでは、ヤクルト・奥川、オリックス・宮城など両軍ともに若い力が躍動。その2人と同世代にあたる西純、及川の奮起を促すとともに、ライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)することで、先発陣の競争激化につながることを期待した。

熱戦が続く日本シリーズで躍動する若い力がうらやましい。ヤクルトでは奥川がエースとして奮闘。オリックスでも宮城が好投し、紅林が不動の遊撃レギュラーとして存在感を示している。

「そういう周りの年が近い選手たちが頑張っているっていうのも本人たちの励みになると思う」。矢野監督が来季の台頭を期待するのが、前記3人と同じ高卒2年目、2001年生まれの世代に当たる西純、及川だ。

奥川、ロッテの佐々木朗と並び高校時代は「BIG4」として注目を浴びた2人も今季、そろってプロ初勝利をマークした。それでも一気に輝きを放ち始めたライバルとは、まだまだ差を開けられている状況だ。

それだけに指揮官はチーム内での切磋琢磨(せっさたくま)による“覚醒”を期待する。「2人にライバル意識というのは持ってもらいたい。来季はスタートは及川も先発でいく。そういうところでは純矢のライバルになる。そういうところが出てくるというのは大歓迎」とうなずく。

今季は中継ぎで39試合に登板し、2勝3敗、10ホールドの成績を残した及川の先発再挑戦は決定済み。本人もそれを喜び、意気に感じながら鍛錬を続けている。1軍では2度の先発で1勝1敗に終わった西純も、25日の契約更改で来季の10勝を目標に掲げた。

「若い力って、やっぱり勢いをつけてくれるところがあるんで。脅かすっていうか、そうなるとベテラン、中堅も発奮してくれる。チーム内の競争も激しくなるし、全体の底上げにもつながる」と相乗効果を期待する。

矢野監督は「先発だけじゃなく、やっぱり中継ぎも何人か出てきてほしい」と注文をつけた。イキのいい若手出てこいや~!!

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