阪神・矢野監督 国内FA権保有の梅野に残留ラブコール サンテレビ出演で言及「一番レギュラーに近い」

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阪神・矢野燿大監督(52)が26日、サンテレビ「熱血! タイガース党」に生出演し、国内フリーエージェント(FA)権を保有する梅野隆太郎捕手(30)に対し、番組を通じてラブコールを送った。

「僕が監督になってからもリュウが一番(試合に)出てますし。もちろん来年も一番、レギュラーに近いのは梅野に変わりはない」

来季も梅野が正捕手の最有力――。今オフ初めて明かした構想は、事実上の残留要請と言えた。今季も捕手ではチーム最多の130試合に出場しながら、最終盤には出場が激減。CSファーストSの巨人戦も、初戦は坂本にスタメンを譲った。

「自分がどういうふうに思われているのかというのは、思うということは自然なことだと思う。僕も思ったし。そこでリュウ自身が考えて、決断するのか待っている段階」

矢野監督が梅野の意思を尊重するのは、現役時代にFA取得の経験があるからだ。今年5月13日に国内FA権を初取得した梅野は、行使も視野に熟考中。野球人生の大きな岐路に立たされ、悩める胸中は、我がことのように理解できる。

球団も残留へ向けて全力で慰留する方針を固めている。仮に流出となればチームにとっても大きな痛手。指揮官は「決断を待っているということしか言えないですね」と悩ましい表情を浮かべた。(山本 浩之)

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